退屈な練習をコーチの考えかた一つで楽しく効率的にしよう!

常に高い意識を持ちながら練習を行なうというのは簡単ではありません。そしてまた、野球は一度の試合に出られる数はわずか9人。ただでさえ公式戦の数も少ないわけですから、試合に出られない選手もたくさんいます。

「試合に出て活躍すること」。これが選手にとって最大の目的であり、練習することの意味であることは間違いありません。

試合のための練習をすることはもちろんのこと、その中でも「練習すること自体の意味」を持って取り組む必要があるのだと考えます。

試合のための「効果的な」練習をするための、そして惰性ではなくやらされるのでもない真の練習の意味を知るヒントをご紹介しようと思います。これはコーチが選手のために実践しなければならないことであると同時に、選手自身も意識して行なうべき内容だと考えています。

 

失敗をさせる

これはみなさんも理解しているかもしれません。「失敗は成功の母」です。

失敗をするということは、自分ができることの外側へ出るということです。

失敗をしないということは、例えば出来る範囲のプレーしかしなかったり、コントロールできる範囲のスピードでしかプレーしていないのかもしれません。

失敗を極端に怖がる選手もいますし、失敗を許さないコーチもいます。

コンフォートゾーンの外に出なければそれ以上の上達はありません。失敗を褒め、許容することでより高いスキルを身につけることができるのだと思います。

 

考えを伝える

例えば地味で退屈だけど、とても大切な練習をするとき。選手の疲労が溜まっているとき。明らかに効率が落ちると思われるときでも、選手を前向きにさせるのはコーチの役目です。学校の先生でもある方なら、毎日練習を見れないこともあるかもしれませんが、それでもコーチの考えは選手に伝染するのです。

 

 

試合の想定をさせる

当然のことといえば当然です。しかし大会があまりにも少なく、1年の7割以上を練習に費やす日本においては、意外と難しいことでもあります。

結局「練習のための練習」に終始してしまえば、実際の試合では何をしたら良いのか分からず、プレッシャーに耐え切れないかもしれません。

常に試合を想定すること。こうした単純の意識の違いで、試合のための準備が整うはずです。

 

成長を実感させる

練習のモチベーションを維持するには、選手が自分自身に対する競争者となるべきです。

対戦相手やチームのライバル以上に、自分自身がどれだけ成長できたのか? 

できないことがどれだけできるようになったのかを評価してあげてほしいと思います。

 

 

忍耐強く

全ては学生野球のコーチを対象とした内容です。

これが最も重要で、最も「徹底できていない」部分かもしれません。

自分にできることができないことで、簡単に諦めたり、見限ったりしないでほしいと思います。それはまた自分自身に対しても同様です。

あなたが教えているのはプロのチームではありません。

あなたのチームに所属しているわずかな時間の中だけでなく、彼らの野球人生全体においての成長を、辛抱強く見守ってほしいと思います。

 

最後に

人間の基本をつくる

これが学校を舞台にした部活で最も重要な事ではないかと思います。

努力すること。責任を負うこと。失敗を恐れずチャレンジすること。

どうですか? あなた自身が社会に出てから必要だと痛感したことばかりではないでしょうか? 

練習に取り組む姿勢というのは、自分自身の人生を強い心で切り拓くために考えなければならないことなのだと感じます。